MIROKU X MIDORI KAWANO_SYMPHONY OF THE UNIVERSE





MIROKU X MIDORI KAWANO
SYMPHONY OF THE UNIVERSE


奈良明日香村在住。カリンバ・インディアンフルートなどの民族楽器を中心にナチュラルでアンビエントな音を創造する自然音楽家:MIROKUとグラフィックアーティスト/アートディレクター/映像ディレクターの河野未彩によるコラボレーション作品。

「宇宙時代へ」かつて妙見信仰(北斗七星□北極星信仰)が栄えた時代、人々は自然、そして星々と共に生きていました。(明日香村のキトラ古墳に描かれている北斗七星、玄武もそれを代表するものです)そして古代の人々は星々を頼りに舟を漕ぎ、世界を旅し、それぞれの文明を築きました。また、星座とリンクした位置に配置された巨石群、奈良県山添村をはじめとする巨石信仰とも相まって、古代のシャーマンたちは宇宙の人々とも交信していたのかもしれません。『正しく強く生きるとは 銀河系を自らの中に意識して これに応じて行くことである』とは宮沢賢治が農民芸術概論綱要の中で語った言葉です。宇宙、銀河系、そして北斗七星や北極星を自らの中に感じ、自然と深く繋がり生きて来たのです。今、何故『宇宙』なのでしょうか。それは、あまりにも小さな価値観の中で生きている私たちが、無限なる宇宙を感じ、宇宙から地球を眺めることによって、そして自らを眺めることによって、本当に大事なことが何かを知る必要があるのではないでしょうか。そして無限なる自分の可能性に気付く必要があるのではないでしょうか。宇宙から地球を見てみれば、国境など見えるでしょうか?ひとつの小さな星で争い、自分たちで作った価値観の中で、なにかを奪い合い、本当の生きる意味を見失っています。本当に小さな切っ掛けではあるかもしれませんが、どうかこの作品が、たとえ少しの時間でも宇宙を感じ、あなたの日々の生活に、そして人生に役立つことができますように。(MIROKU)

「音が物質化すること」MIROKUさんの実弟のEVISBEATSさんからご紹介いただき前作アルバムの「GAIA」に引き続きデザインを担当させていただきました。この音楽を聴いたとき、幾度となく訪れたことのある奈良県の『明日香村』から空を眺めている音がしました。シンプルながら、土地の空気感をたっぷり含み、古代から今を通り抜け未来まで響く。それは、普遍的だけど新しい。きっと古代の人々も今と同じ星空を見てロマンを馳せていたのでしょう。そして未来人も。この音楽は、そんな意識たちと、パラレルに繋がる旅に連れて行ってくれました。そもそも、天に「奉納する」音楽のような、原生林のように土地の記憶を吸い上げた音楽からもらうイメージというのは、私が音楽を可視化したいと思う衝動の原点で、大袈裟かもしれませんが、使命のようにも思っています。山越しの星座早見盤のようなデザインをベースとしてデザインを進めていくと、北斗七星を中心とした星座図に対する月と太陽の配置が、偶然にも、明日香村にある『キトラ古墳』の近年公開された壁画と一致していることがわかりました。北斗七星を信仰するということは、内外の軸に対するリスペクトだと解釈しています。デザインに、古墳の壁画にも在る玄武(蛇が亀にまきついている、北の星宿の神格化)を配置し、中心性=自分の軸を見つめる時の(瞑想)音楽の象徴としました。そして、実際にMIROKUさんとキトラ古墳でお会いし、そういったシンクロニシティの確信の中で完成したのがこのプロダクトです。古墳の中に永年封印されていた想念が、土地の波動となり→音の波動となり→物質化し→誰かに届くという、波動の輪廻みたいなものが実現したら素敵だなと思い、このたび連名での作品とさせていただきました。(河野未彩)


1. Milky way
2. M45 Pleiades
3. Orion
4. Moon
5. Lyra
6. Aquarius
7. Venus
8. Central Sun


[release]2017/06/21
[price]¥1,852+tax
[format]CD
[cat]MRK-002
[genre]邦楽/J-INDIES