GINGER ROOT
CITY SLICKER【カラー盤】
南カリフォルニア出身のマルチインストゥルメンタリスト、プロデューサー、ソングライター、ヴィジュアル・アーティスト、キャメロン・ルーのプロジェクト、ジンジャー・ルート、2021年のEP。架空の日本映画のアメリカ版サウンドトラック。
もしGinger Rootが、1981年に制作された架空の日本映画『街のやつ』のアメリカ版サウンドトラックを依頼されたら、どんなサウンドになるだろうか? その答えがEP『City Slicker』だ。これまでのGinger Rootのアルバムには、内省的なテーマや過去の個人的な経験についての観察が存在したが、このリリースは、外部の視点から書かれた曲を集めた初めて作品である。作り上げられた架空の世界における楽曲のコレクションなのだ。これは、ありもしない大都市への19分間の短い逃避行で、隣人から『City Slicker』と呼ばれる主人公を追う。このEPでGinger Rootは、自らが「Aggressive Elevator Soul」と呼ぶジャンルを開拓し続けている。ヨット・ロックやシティ・ポップの骨組みや設計図と、進化し続けるベッドルーム・ポップ・シーンのテクスチャーを融合させ、そこからGinger Root独自のものを作り上げたのだ。『City Slicker』を聴くには、レコードでもカセットでもなく、VHSがベストだという意見もあるだろう。仮にもしそんなグッズが作られたら。●Ginger Rootは、南カリフォルニア出身のマルチインストゥルメンタリスト、プロデューサー、ソングライター、ヴィジュアル・アーティストであるCameron Lewのプロジェクトだ。2017年、自らが「aggressive elevator soul(アグレッシブ・エレベーター・ソウル)」と呼ぶ作品をリリースし、YouTubeでウィークリーのカヴァー・シリーズを発信して以来、Cameron LewはGinger Rootという船の船長を務め、曲作り、レコーディング、ミックスをこなしながら、アートやヴィデオをゼロから制作してきた。2018年、Acrophase Recordより、ファースト・アルバム『Mahjong Room』をリリース。その後、2020年のアルバム『Rikki』を含むいくつかのプロジェクトが続いた。その間、Ginger Rootは、Khruangbin、Durand Jones、Omar Apollo、The Marias、Hippo Campusなど、モダン・インディの傑出したアーティストたちと共演してきた。『Rikki』に対しての熱は、リリースされた年に瞬間に失われたように感じられたため、Lewは一歩引いて、できるだけ長くリスナーを惹きつける簡潔なプロジェクトを書こうと決めた。彼の方向転換したエネルギーと、日本の言葉を学んだ経験から得た日本のアートやカルチャーの影響が相まって、2021年にEP『City Slicker』は誕生した。収録された「Juban District」や「Loretta」といった曲により、プロジェクトはインターネット上で多くのリスナーとつながり、彼のYouTubeの登録者数は30万人近くに上昇。あらゆるプラットフォームで数百万回もストリーミングされた2022年にはEP『Nisemono』をリリース。それ以来、北米、ヨーロッパ、アジアでソールドアウト公演を行い、ファンは新曲を待ち望んでいる。
01. Fly Too
02. Loretta
03. Neighbor
04. Juban District
05. City Slicker
06. Entertainment
07. Fly Too (Karaoke Version)
08. Loretta (Karaoke Version)
09. Neighbor (Karaoke Version)
10. Juban District (Karaoke Version)
11. City Slicker (Karaoke Version)
12. Entertainment (Karaoke Version)
[release]2024/08/03
[price]¥4,900+tax
[format]LP
[cat]ACRO-1071J
[genre]洋楽/ROCK・POPS