PRE HIKASHU_天井棧敷館ライブ1978 - HOUSE OF TENJO-SAJIKI LIVE 1978





PRE HIKASHU
天井棧敷館ライブ1978 - HOUSE OF TENJO-SAJIKI LIVE 1978


世界的な再評価を受ける、日本のアンビエント、環境音楽のパイオニア:イノヤマランドの前身に当たり、現在も活動を続けるヒカシューの母体となった、PRE HIKASHUとも言える幻の前衛音楽集団の1978年ライブ録音に、未発表発掘音源を追加した、70年代日本の前衛音楽の知られざる記録。

1977年夏、後にイノヤマランドとなる井上誠と山下康は、巻上公一のプロデュースする前衛劇団ユリシーズの舞台「COLLECTING NET」の音楽制作のために出会い、メロトロンとシンセサイザー主体の作品を制作、このチームは山下康によってヒカシューと名付けられた。ヒカシューは同年秋から1978年夏まで井上誠、山下康のエレクトロニクスと、若林忠宏、逆瀬川健治等の民族楽器の混在する即興演奏グループとして活動を始め、元麻布に存在した天井棧敷館や吉祥寺羅宇屋などで、数度のライブ、セッションを行った。その後の1978年秋、ヒカシューは巻上公一をリーダーとしたテクノポップ編成にシフトチェンジ、1979年には東芝EMIよりメジャーデビューし、一般に知られる存在となった。このアルバムは、1977年秋から1978年夏までの僅かな期間に活動していた形態のヒカシュー(PRE HIKASHU)の記録である。1978年春に元麻布天井棧敷館で行われたライブ音源は、ExT Recordingsの前身のTRANSONIC RECORDSより1998年にリリースされていたが、それとは収録内容を変更、最新リマスタリングを施し、巻上公一がVOICEで参加している貴重なプライベートセッションなど、数々の未発表音源を発掘、追加収録している。イノヤマランド、ヒカシューのミッシングリンクとしての記録だけではなく、70年代日本の前衛音楽の知られざる記録でもある。


●DISC 1●
1. 天井棧敷の人々 パート1 - Children of Paradise. Part 1
2. トイピアノ帝国 - Toy Piano Empire
3. 遠足の日 - Day of Excursion
4. 怪物誌 - Historiae Animalium

●DISC 2●
1. ここは私の遊び場 - Here is My Playground
2. 天井棧敷の人々 パート2 - Children of Paradise. Part 2 (約140分収録)


[release]2019/02/13
[price]¥3,000+tax
[format]CD2
[cat]EXT-0030
[genre]邦楽/J-INDIES