VARIOUS ARTISTS
TRANSONIC RECORDS FROM 1994 TO 1995
海外で再評価の機運が高まる日本の代表的テクノレーベルTRANSONIC RECORDS。日本の90年代テクノ黎明期を象徴する2枚組コンピレーションアルバム。
昨今、海外で70~80年代の日本のシティポップ、ニューウェーブ、環境音楽が注目され、再評価を得ました。そして現在、注目され始めているのが、日本の90年代のダンスミュージックです。そういった動きの中、2021年夏、イギリスの新進レーベルSAISEI(1stリリースは日本の90年代最初期のテクノユニットKINO-MODERNO)より、ExT Recordingsの前身にあたるTRANSONIC RECORDS(トランソニックレコーズ)初期1994~1995年のコンピレーションアルバムが、アナログ盤のみでリリースされる事になり、またそれ以外の海外レーベルからもリイシューのオファーを受けるなど、具体的な再評価が始まっています。それに呼応して、日本国内ではCD2枚組と配信でのリリースを行います。レーベル黎明期であり、90年代のテクノブームであった1994年から1995年にリリースされた12枚のアルバムから選りすぐった24トラックを2021年最新マスタリング音源にて収録。初期トランソニックを象徴するサウンドと言える、透き通ったコード感のシンセパッド、疾走感のあるビートメイクで、デトロイトのレーベルからのリリースもあるMIND DESIGN、D□ D□ MOUSEやCHERRYBOY FUNCTIONを輩出し、現在世界的評価を得ているINOYAMALANDのリリースを手掛けるExT Recordings、電子音響レーベルZERO GRAVITY主宰の永田一直によるORGANIZATION、エレクトロエキゾダブの伝説と称され、現在も勢力的に活動しているトミザワナカのKING OF OPUS、国内外のレーベルから多数の作品をリリースし、永田一直、MIND DESIGNのサワダトモノリと70年代型ドラムンベースユニットとして話題になったFANTASTIC EXPLOSIONのメンバーとしても活動したSUZUKISKI、現在はSigh Society名義で活動し、90年代初頭にはKING OF OPUSのトミザワナカとのテクノハウスユニット、PC-8での活動も知られるハゼモトキヨシのINTERFERON、結成時の電気グルーヴのキーボードで、脱退後はテクノハウスユニット、TAKAHASHI TEKTRONIXを結成し話題となり、近年はデンマークのレーベルより12インチをリリースしたタカハシコウジのPALOMATIC、世界三大テクノレーベル、ベルギーのR&Sのアンビエント部門APOLLOや国内のSUBLIMEなどからのリリース、メジャーフィールドでの活動でも知られるサワサキヨシヒロのMUSHROOM NOW!名義でのアンビエントトラック、内省的なエレクトロダウンビートが印象的なMIND DESIGNのサワダトモノリのソロプロジェクトUNREAL、永田一直、サワサキヨシヒロ、トミザワナカによるテクノインプロビゼーションユニットTRANSONIC JOKERSのライブ録音、福岡を拠点として逸早く海外リリースを行った日本の先駆的テクノレーベルSYZYGY RECORDSを主宰したイナオカケンとNi-YaのユニットDRAWING FUTURE LIFE、世界三大テクノレーベル、イギリスのRISING HIGHや国内のSONY、SUBLIMEなどからのリリースで知られる、AKIO&OKIHIDEのユニットTANZMUZIKのコンピレーションだけに収録されていた貴重なトラックに加え、リリース以来長らく入手困難だった世界を代表するテクノゴッドKEN ISHII(ケンイシイ)がMIND DESIGNへ提供したリミックストラック、多数の12インチをリリースし、主に海外で活動をしていたSUBVOICE ELECTRONIC MUSICが手掛けたMUSHROOM NOW!のリミックストラックを収録。このコンピレーションアルバムは、海外での日本の90年代テクノトラックの再発見に対する、日本からの最初の回答です。
[release]2021/06/02
[price]¥2,727+tax
[format]CD2
[cat]EXT-0036
[genre]邦楽/J-CLUB