GLOWORM
OUT OF BLOOM
ビートメイカーALTOとのユニットBazbeeStoopとしても暗躍するラッパー、JUCEとARASHI、ビートメイカーのMADARAHによるHIPHOPチーム、GLOWORM始動。クールなリリックと声をソリッドなスピットに乗せTOKYO UNDERGROUNDを体現するJUCE、後傾のフロウで中毒性のあるグルーヴを醸すARASHI、首を鋭角に狙うMADARAHのビートが交差した、TOKYO HIPHOPの新たな側面を照らし、価値を前進させるファースト・フルアルバム。
あの日からどれくらいの月日が経ったのだろう。3人の置かれた環境はそれまでとは大きく変わっていた。『東京』は、光が多い分、影も色濃く存在する。街は汚く、妙に冷えているが、なぜか人が集まる。彼らも、そんな街に偶然引き寄せられていた。幾多もの 光と闇の交差を目にした彼らが なぜか引き寄せられたのは茨城県某所の古い日本家屋だった。そこには、周囲からの視線、余計な勘繰り、体に悪い排気ガスなどは全て排除され、純度の高い空気が詰まっていた。過去の自分や、あの日の街の景色を、客観的に見つめた後に、いつもより酸素を多く吸い込んだからか、喉元に詰まっていた何かを吐き出したい衝動に駆られていた。そんなある時、虫や動物の鳴き声しか聞こえないなかで、MADARAHはSP404のパッドからノイズ混じりの音楽を鳴らした。偶然そこに居合わせた2人は、いつの間にか紙とペンを握っていた。純粋に自分たちの音を表現することだけに没頭し、2年近い時間が経ったある日、一枚のCDが完成していた。そこには、単なる「東京の空気感の表現」や、「最近の流行り」とは違う何か光るものがある。大勢の人がこんなヒップホップを待っていたのではないだろうか。RAWAXXX(MOL53)、BDR(MARIANA KAIKOU)、JASS(Tha Jointz) etc.といったワカッテル面子からのシャウトアウトもプルーフ。この作品が世間にどのような影響をもたらすのか、どこか漠然とした期待を持てる大作になっている。
1.Introduction
2.Reversible
3.Escape
4.Think Twice
5.Patchwork
6.K.L.M.
7.SKIT~0297~
8.Glowly9.Sour City
10.Catch The Moment
11.Klover
12.Outro~TheBeginning~
[release]2019/05/08
[price]¥1,750+tax
[format]CD
[cat]GLWRM-001
[genre]邦楽/J-HIPHOP