ZEUS N' LOSTFACE
SCRAMBLE
現実を今も捌いて 涙をポッケに今日を跨いでく - 「異体同心」より ZEUSの言葉=東京の言葉。日本を代表するリリシスト、待望の新作はLostFace(BCDMG)とのコラボレーション。
東京03を代表するラッパーで、Zeusこそがリリシストとして不動の地位に立つ者(=無冠のチャンプ)であり、少なくともこの10年、その事実が揺らいだことは日本のヒップホップシーンにおいて一度もない。そう断言したい。19歳で産んだクラシックス『GRAND SLAM』。2011年、満を持してリリースした1stフルアルバム『RAW ORE』。どの言葉も未だに色褪せることない、日本のストリートの無二のスケッチブックだ。そして今、待望と呼ぶに相応しい新作『Scramble』が遂にそのベールを脱ぐ。今作で全てのトラックを手掛けたのは今や日本を代表するクリエイティブ集団BCDMGのグルーヴマスター:LostFace。昨年リリースされたLostFace名義のEP『SELF TITLED』において、Zeusとの相性の良さは既に実証済みだ(東京南部屈指のリリシスト:Zeusと東京東部きってのリリシスト:ZORNの「でも、やっぱ」は2016年に生まれた紛れもないクラシックの1曲である)。客演にANARCHY、SUIKEN、今をときめく東京の最前線からKANDYTOWNのYOUNG JUJU、IO、DONY JOINT、さらに同世代の盟友:紅桜を迎えたクラシック確実の新作。そして、全てのアート・ディレクションを行うのはフッドのビッグボス:鬼頭(ACC)。まさに刺客なし、必聴の一枚。 - TEXT BY 山田文大
1. Insomnia feat. ANARCHY
2. 時計仕掛けのオレンジ
3. 異体同心
4. Someday feat. YOUNG JUJU & IO
5. トビダセ feat. SUIKEN & DONY JOINT
6. お前が泣けば、俺は笑うよ feat. 紅桜
7. 過ぎ逝く日々よ
[release]2017/10/18
[price]¥1,800+tax
[format]CD
[cat]KIX-1032
[genre]邦楽/J-HIPHOP