RAKIA
TRACE OF A DREAM
ソリッドなリズム・メインキングとポップかつ叙情性をともなうメロディーセンスが光るエレクトロニックサウンドを特徴とするプロデューサー塚原啓によるソロ・プロジェクトrakia、本作は2016年10月リリースした1stアルバム『Eclectic Color』以来約2年半振りとなる待望の2ndアルバム!
ダウンテンポから疾走感を想起させるビーツまで、メロディアスで郷愁を纏ったそのサウンドは高い評価を得た前作同様、かつ本作においては5名のボーカリストを収録13曲中11曲でフィーチャー、その表現力を格段に広げたことが大きなポイントと言える。M1/6/9ではmarucoporoporo、M2/12ではSmanyとmarucoporoporo、M3ではHiroe、M4/11ではSmany、M5/7ではLayla Tomomi Sakai、M8ではTakara Arakiが参加。オープニングを飾るタイトル曲でmarucoporoporoが参加したM1「Trace Of A Dream」、Takara Arakiが参加したM8「Silence, Warm & Bright」、Smanyが参加したM11「Sea Of Stars」では、タイトなビーツとポジティブな雰囲気のトラックにそれぞれの優しく洗練された歌声が絡み非常に叙景深い楽曲に仕上がっている。またSmanyが参加したM「Passage」とM4「Winter Flower」ではSmanyの可憐な歌声に合った哀愁感が非常に魅力的である。一転し、Layla Tomomi Sakaiの歌声に合ったrakiaの特徴の1つでもあるブラックネス~ファンクネスなアプローチを感じさせるM5「Dimples」とM7「Moments」をはじめ、収録全13曲全てが濃厚であり個々の出来映えも素晴らしい楽曲群の集合体としての見事なアルバムに結実している。アーティストによる『Trace Of A Dream』へのコメントタイトルの「Trace of a dream」は私にとって特別な言葉です。電子音とヴォーカルを用いて、夢の記憶と現実の橋渡し‥的にアプローチしたらどうだろうと。ヴォーカルアルバムへの挑戦が今回のテーマであり音楽創造の源泉でもありました。なぜなら声は単なる楽曲のパートの一部ではなく,楽曲から感じ取れる森羅万象(時間経過)を担う重要な役割を果たしていると確信したからです。そのようなコンセプトのもと、訪れた旅先の風景、歴史的名画(横山大観、狩野芳崖、ミレー、モネ、ムンク)、から着想を得ながら、様々な音の断片を紡いで作品として纏め上げました。
01. Trace Of A Dream
02. Passage
03. Tears
04. Winter Flower
05. Dimples
06. White Night
07. Moments
08. Silence, Warm & Bright
09. Sky
10. Children
11. Sea Of Stars
12. Alone
13. June
[release]2019/03/13
[price]¥2,200+tax
[format]CD
[cat]PFCD87
[genre]邦楽/J-CLUB