THA BLUE HERB
ING / それから
7年振り、5枚目、セルフタイトルを冠したニューアルバムを発表し、全国ツアー中のTHA BLUE HERBによる新曲。
アルバムを発表してから、今日現在、全国を廻るツアー真っ只中、久々に訪れる街々で、我々を盛大に迎えてくれる人達が、我々がやってきた、やっている事が間違ってなかったのだと実感させてくれています。完全自主制作の我々は、支えてくれる仲間達の手も借りながら、着想、制作、ライブは勿論、それにまつわるデザイン、ブッキング、プロモーションから経理、予期せぬトラブルの解決まで、22年間変わらず全て自分達でやり続けてきました。多分に笑いと楽しみと報いを含みながら、やるべき事をやってきた、そして今もやっている、これからもやり続ける、営みとはそれです。キャリア中盤の初歩、これまでの過去も全て受け入れながら常に「ING」、現実に進行している怒涛のリリースツアーの疾走感と共に、そんな想いを込めました。そして、言わばそんな"生"に対して、我々にも、ここにたどり着くまでに避けられなかった、大切な人達の"死"が沢山ありました。別離の悲しみに落ち、立ち止まり、振り返り、それでも巡る季節を実感し、不在をなおも嘆き、毎日の忙しさに追われ、新たな出会いやささやかな幸福を味わい...そんな繰り返しの年月を生きてきた。そしてある日、はっと気付くのです。自分の気持ちの折り合いの変化に。それは諦念にも似たものです。かと言ってそれはそれまでの悲観的なものではなく、それを受け入れ、真に乗り越えていく、という事。あの悲しみすら振り返れば道標だったと、あの別れがあったからこそ今がある。生き残った側への時の処方。「それから」ずっと後、少しずつではあるが、確実に芽生え始めた再生の苗。それを歌いました。
1. ING
2. それから
3. ING - INSTRUMENTAL
4. それから - INSTRUMENTAL
[release]2019/10/02
[price]¥1,000+tax
[format]CD
[cat]TBHR-CD-033
[genre]邦楽/J-HIPHOP